小学生・中学生・高校生の模擬試験・公開テストの受け方
目次
模擬試験・公開テストの受け方
模擬試験や公開テストの目的は、
1.自分の実力(学力)を知る
2.試験慣れする
3.自分の苦手な分野を知る
です。
1.自分の実力(学力)を知る
今現在の実力(学力)を知ることにより、今後の目標を立てることができます。
現在の学力を知っている方が、やる気が出ます。
良い結果が出て喜ぶことはいいことですが、どうしたらもっと高得点だったかを見直し反省することもとても重要です。
結果が悪くても、嘆いたり落胆してはいけません!
あくまでも、模擬試験(公開テスト)なのですから。
本番の試験(中間・期末試験、入学試験)では良い結果になるよう、今から頑張ればいいわけですから。
この時、頑張る気にならなければ、模擬試験(公開テスト)を受けた意義がなくなってしまいます。
2.試験慣れする
試験慣れすることは、とても重要です。
試験で受験者が全員に、唯一、平等に与えられること、それは試験時間なのです。
試験前日までの勉強時間は受験者によって違いますし、暗記している量、理解できている量も受験者によって違います。
しかし、試験時間だけは皆同じなのです。
例えば、問題を解き終えて時計を見たら残り10分あった。
この10分を寝て過ごしたりする子は、結局、この試験を10分遅れて受け始めたのと同じなのです。
Aさん、Bさん、2人とも10分早く解き終えた。
10分早く解き終えた時点で実は、Aさんの得点は75点、Bさんの得点は80点だったのです。
Aさんは残り10分を使って慎重に見直したら、書いた答えが違っていた、あるいは勘違いしていた、問題を読み間違えていたことに気づき、直したおかげで15点増えました。(75+15=90点)
Bさんは残りの10分間何もせず、解答用紙もそのままでした。(80+0=80点)
返された答案用紙の得点欄には、Aさん90点、Bさん80点と書かれています。
結果、Aさんの方が高得点だったのです。
試験終了10分前の時点ではBさんの方が高得点でしたのに・・・。
ですから問題を全て解き終えたときに、時間が余ったら、慎重に見直しをする習慣を身につけてください。
↑ これは、凄く重要です。
余った時間で見直しをして得点が上がった子が何人もいます。
試験で時間が余ったときに慎重に見直したら、簡単な計算ミスしていることに気づいたり、
問題を読み間違えて、違うことを解答欄に書いていたことに気づいたり、
英語で、主語が3人称単数なのに動詞に s を付け忘れていることに気づいたり・・・。
また見直しのおかげで、書いた答えが間違っていることに気づき、その結果、満点取れた子もいました。
3.自分の苦手な分野を知る
試験・テストを受けることは勉強することでもあるのです。
但し、解答用紙返却後、見直し(復習)をした人だけです。
できなかった問題を、復習してできるようにすれば、今後のテストで同じ問題がでたとき、その人は正解できます。
しかし、解答用紙返却後、見直し(復習)しなかった人は、いつまでたってもその問題を解くことができません。
つまり、今後のテストで同じ問題が出ても、その人はまた不正解してしまうのです。
これでは進歩がありません。
何のためにお金と時間をかけてテストを受けに行くのか?と思ってしまいます。
テストで間違えた分野=自分が苦手な分野、なのですから、間違えた問題をやり直し、できるようにする!
こんな効率がよい勉強は他にないと思っています。
以上のことを実行し、中間試験・期末試験、そして入試では、ケアレス・ミス ゼロを目標に試験中も集中しましょう!
そして後悔しないぐらい最高の点数を狙いましょう!
なお、間違えた問題は1冊のノートに書き留めておくと、ふだんはもちろん、受験などの際にも大いに役に立ちます。
このノートの活用法に関しては下記の記事を参考にしてください。↓
あわせて読みたい
自分が覚えてないこと・わからないことだけを書いた『自分ノート』で成績を上げる勉強法 も読んでみてください。
→ 詳細はこちら
模擬試験・公開テストに限らず、試験で大切なこと
試験やテストでとても重要なことは次のことです。
◆常に時間を意識して問題を解く。
◆わからない問題は長時間使うのではなく、後回しにする。
残り時間が少なくなり、全ての問題を解くことができなくなってしまうかもしれないから、必ず最後に時間が余るよう努力する。
そして余った時間で、後回しにした問題を解く。
◆見直しの時間を取ることができるように、集中して早く全ての問題を一通り終えることができるよう努力する。
◆見直しは慎重に行う。
例えばあせって見直ししたため、正しい答えなのに勘違いし、間違った答えに書き換えてしまうケースもあります。
これってもったいないですよね。
せっかく見直ししたのに、正しい答えを間違った答えに書き換えて、自分の得点を下げてしまったのですから。
◆見直しのとき、書いた答えが間違っていることに気づいたら、本当に間違っているのか慎重に確認する。
もしかしたら、見直しのときに勘違いしたり、問題を読み間違えることもあるからです。
◆時間が余ったら、試験終了まで4回でも5回でも見直しする。
慎重に見直しするのであれば、見直しの回数は多いに越したことがありません。
とにかく見直しをすることが大切ですし、得点アップに結び付きます。
模擬試験や公開テストは上記のことを練習する場でもあるのです。
必ず練習してください。
そして本番のテスト(中間試験・期末試験・高校入試)でも無意識にできるようになってほしいです。
模擬試験・公開テストを活用する目的、まとめ
模擬試験や公開テストを無駄に活用している子が意外と多いです。
テストは結果がわかったらそれで終わり!という子が多いのです。
結果を知ることも、もちろん大切ですが、せっかく受けたテストですからもっと有効に活用した方が、いろいろな面でプラスになります。
模擬試験を初めて受けた子の感想で、『基本問題が多かった!』があります。
そうです。
基本を疎かにしてはいけないのです。
↓ 英語が苦手な子に最適の参考書 ↓
あわせて読みたい
音声解説付き『中学英語の英文法』 は音声解説による参考書です。音声解説を聞きながらテキストを読み進めますので、わかりやすく、楽に理解でき、読んでいる途中で飽きて中断することなく効率よく読み切ることができます。
→ 詳細はこちら
↓ 算数が苦手な子が得意になる近道の問題集 ↓
あわせて読みたい
『デイリー算数』 は小学3年生~小学6年生のプリント形式の問題集です。1学年分で約170枚あり、繰り返し練習できるようにPDF形式です。小学生のうちに『デイリー算数』の問題を全て解けるようになれば中学の数学でも高得点を取ることができます。
→ 詳細はこちら
↓ 成績がよい子が実践している様々な効果的な勉強法を紹介しています ↓
あわせて読みたい
『賢い子が実践!成績を上げる秘訣』 では様々な効率よい勉強法を紹介しています。色々な勉強法を知り、その中からお子さんに合った方法を実践すれば、お子さんの学力は必ず伸びます。
→ 詳細はこちら
勉強方法関連は こちら です。
最近のコメント