学習意欲が出る話・満点を取る話で、お子さんに意欲的に勉強してもらう方法

2021年1月5日

学習意欲が出る話

 

私は時々生徒に「勉強って、どうすることだと思う?」と尋ねます。

すると、いろいろな答えが返ってきます。

一番多いのは「教科書の内容を覚えたり理解したりすること。」です。

 

そこで私は次のように言います。

「確かに勉強はいろいろなことを覚えたり理解したりすることだよね。でもどのように覚えればいいと思う?」

それに対し生徒は

「何回も読んで覚える。」「ノートにまとめて覚える。」「問題を解いて理解する。」などと言います。

 

この時、私は次のような話をするのです。

Right Caption
勉強っていうのは、自分が覚えていることとまだ覚えていないことを分けることから始まるんだよ。
Right Caption
例えば教科書には、知っていることと知らないことが書かれているけど、まずこれらを2つの箱に分けるんだよ。
Right Caption
知っていることは『覚えているものを入れる箱』に、そして知らないことは『覚えていないものを入れる箱』に。
Right Caption
そして『覚えていないものを入れる箱』の中身を繰り返し勉強して、覚えたら、それを『覚えているものを入れる箱』に移すんだ。
Right Caption
これを繰り返せば、『覚えていないものを入れる箱』の中は減っていき、空っぽになったら、全て覚えたっていうことだよね。
Right Caption
実は、この覚えているものを入れる箱は、あなたたちの頭の中にあるんだ。
Right Caption
こうやって、頭の中にある箱の中身を増やすことって、大変だけど、凄くない?素晴らしくない?

この話をすると生徒は、

『勉強、嫌だなあ。』『暗記、嫌だなあ。』という気持ちから、

『頭の中にある箱の中身を増やそう。』という気持ちになるのです。

結局『勉強すること』には変わりないのですが、これで学習意欲が出た子や積極的に勉強するようになった子は、今まで結構いました。

 

メルマガ発行しています
登録・購読・解除、全て無料です
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
賢い子が実践!成績を上げる秘訣

 

試験に向けて学習意欲が出る話、満点を取る方法

試験勉強についても、これと似たような話をします。

試験前に「試験で満点を取る勉強方法知ってる?」と尋ねるのです。

生徒は皆、その方法を知りたがります。

 

そこで私は次のような話をするのです。

Right Caption
まず試験範囲の内容を全部見て、例えば100のことを覚えなければならないとしましょう。
Right Caption
そして100のうち70はもう大丈夫、つまり完全に覚えていて、あとの30はまだ完璧ではない、つまりまだ覚えていない、としましょう。
Right Caption
この場合、その30を繰り返し勉強し、その数を20、10、5と減らし、試験日までにゼロにすることができれば、試験で満点取れるんじゃない?
Right Caption
もし、試験日までにその30をゼロにすることができなかったら満点は難しいということだよね。
Right Caption
でも100のうち90までしか覚えることができなかったとしても、試験問題が全て、覚えた90の中から出題されればその試験は満点だよね。
Right Caption
覚えた量が多ければ多いほど高得点を取る確率は高いのだから、最後まで諦めずに頑張ることが大切なんじゃない?

すると、殆どの生徒は最後まで本当に、意欲的に勉強してくれます。

 

 

数学の学習意欲が出る話

また、数学に関心を持ってもらうため、次のような話をします。

Right Caption
数学って、不思議な教科だと思わない?
Right Caption
だって、他の教科は試験の時に試験勉強して覚えたことを解答欄に書くけど、数学は試験中に自分があれこれ考えて出した答えを書くじゃない。
Right Caption
試験中に、未知の答えを自分で考え出すんだよね。
Right Caption
暗記する必要がないというのも魅力じゃない?
Right Caption
その代わり、計算方法や解き方、考え方をしっかり理解しなければならないけど・・・。

この話を聞いて、数学に関心を持ち、数学を頑張ってするようになり、

得意教科にした子が何人もいました。

 

学習意欲を出すために試験1ヶ月前にお子さんにかけることば

 

試験勉強を効率的にするためには、お子さんが意欲的に学習することが大切です。

なかなか勉強しないお子さんに「勉強しなさい!」ばかり言っても、あまり効果はありません。

そこで、

Right Caption
「勉強しなさい!」ではなく、「勉強しようね。」や「頑張ろうね。」という類の励ましのことばをかけてみては如何でしょう?

この励ましのことばは意外と効果があります。

というのは、「勉強しなさい!」は、命令調であり、お子さんにとって今すぐ勉強しなければならない為、このことばを受け入れることは苦痛であり、このことばを聞くことも嫌がるのです。

 

しかし、もうすぐ試験があるから、今度の試験でよい結果が出るように「早めに勉強しようね。」とか「試験勉強を頑張ろうね。」とお子さんに声をかけると、それを聞いたお子さんは、今すぐ勉強しなさいという意味ではなく、これから試験に向けて勉強をすればよい訳ですから、このことばを受け入れてくれますし、やる気も出てくるのです。

 

励ましのことばをかける時期とことばの内容は重要です。

時期は、試験2週間前から勉強を少しずつ開始すると想定した場合、そのさらに2週間前、つまり試験の1ヶ月前からがよいと思います。

1ヶ月前から少しずつ、しつこく思われない程度にお子さんに声をかけてあげるのです。

 

かけることばの内容に関してですが、一例として紹介します。

 

1学期中間試験

「新学年最初の試験だから、幸先よいスタートになるように、試験でよい結果出そうね。そのためにも早めに少しずつ試験勉強しようね。」

「最初の試験でこの1年間が決まるような気がしない?だから今度の試験に向けて頑張って勉強しようね。」

 

1学期期末試験

「期末試験が終わると夏休みだから、気持ちよく夏休みが迎えられるように試験に向けて勉強、頑張ろうね。」

「夏休みは○○(お子さんがやっているスポーツや趣味など)をする時間がたくさんあるから、その前の期末試験では早めに勉強を始めて、よい点数を取り、気持ちよく夏休みを迎えようね。」

 

2学期中間試験

「2学期の中間試験は、範囲が広いから、ギリギリになってから勉強すると間に合わないんだって。だから早めに試験勉強を始めようね。」

 

2学期期末試験

「期末試験が終わると冬休みだから、気持ちよく冬休みが迎えられるように試験に向けて勉強、頑張ろうね。」

「今年最後の試験だから、早めに勉強をして、よい結果を出し、新年を迎えようね。」

 

3学期期末試験

「学年最後の試験だから、早めに勉強をして、よい結果を出し、進級しようね。」

「学年最後の試験だから、教科によっては試験範囲は1年分、というのもあるかもしれないから、早めに頑張って試験勉強しようね。」

 

この他にも、今までの試験結果を利用して、たとえば

「前回の試験はすごくよかったから、次の試験も早めに勉強して頑張ろうね。」

など、ことばをかけてあげてもよいと思います。

 

このような励ましのことばをかけてもらうと、お子さんは無意識に『頑張ろう!』、『勉強しなくちゃ!』という気持ちになります。

早い時期から試験を意識するので、早めに順調に勉強することができます。

試験でよい成績をとる子は、早い時期から試験を意識し、早めに試験勉強を始めています。

そして早い時期から試験を意識しているため、意欲的に試験勉強をしているのです。

その結果、効率よい学習をしているのです。

 

皆様のお子さんが『成績がよい子』になるため、早い時期から、目安としては試験1ヶ月前頃から、励ましのことばをかけていただければと思っています。

 

学習で大切なことは、学習意欲・やる気

意欲ややる気がない状態で勉強しても、あまり成果が出ません。

勉強のここが素晴らしい、英語のここが素晴らしい、数学のここが素晴らしい、などをお子さんにお話されては如何でしょうか?

もしお子さんが少しでも、勉強に対して意欲的になれば、今後が楽しみですよね!

 

成績がよい子が実践している様々な効果的な勉強法を紹介しています ↓

あわせて読みたい

賢い子が実践!成績を上げる秘訣 では様々な効率よい勉強法を紹介しています。色々な勉強法を知り、その中からお子さんに合った方法を実践すれば、お子さんの学力は必ず伸びます。
詳細はこちら

 

英語が苦手な子に最適の参考書 ↓

あわせて読みたい

音声解説付き『中学英語の英文法』 は音声解説による参考書です。音声解説を聞きながらテキストを読み進めますので、わかりやすく、楽に理解でき、読んでいる途中で飽きて中断することなく効率よく読み切ることができます。
詳細はこちら

 

算数が苦手な子が得意になる近道の問題集 ↓

あわせて読みたい

デイリー算数 は小学3年生~小学6年生のプリント形式の問題集です。1学年分で約170枚あり、繰り返し練習できるようにPDF形式です。小学生のうちにデイリー算数の問題を全て解けるようになれば中学の数学でも高得点を取ることができます。
詳細はこちら

 

勉強方法関連は こちら です。 

勉強方法

Posted by Let's learn!