国語が苦手な小学生・中学生がテストで点数・成績を上げる勉強方法
国語は勉強してすぐにテストの点数が上がったり成績が上がる教科ではありません。国語が苦手な小学生や中学生は勉強方法がわからない子が多いです。読書しなさいと言われてもなかなか気乗りしないし…。そんな子に教科書を利用した勉強法を紹介します。
国語が得意な子は?
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国語が得意な子、国語の試験で高得点を取る子の共通点は文字を読み慣れていることです。
読書が好きでよく本を読んでいる子、頻繁に新聞を読んでいる子などです。つまり活字を読み慣れているのです。
ですから、国語を得意科目にするには、本や新聞を読む習慣をつければよいのです。
しかし本や新聞を読むことは国語力をつけるのに効果的だとわかっていても、子供が実行してくれない、長続きしない…、そんな悩みを抱えている親御さんも多いことと思います。
そこで活字に慣れる簡単な方法をご紹介します。
それは、教科書を音読することです。
これを見て「な~んだ!」とか「当り前じゃない!」と思われた方も多いことでしょう。
しかしこの音読がお子さんにもたらす効果を知れば、音読の大切さがわかると思います。
子供の頃に文章(教科書)の音読を実践すれば、国語力の他にも、将来的に様々な点で役立ちます。
ですから「な~んだ!」思わず、取り敢えず目を通すだけでも構いませんので、読み進めてください。
まず、教科書の音読ですが、黙読ではいけません。理由は3つあります。
1つ目は、黙読だと飽きて長続きできないからです。
2つ目は音読し終えた時、お子さんに達成感があります。声を出して読むと、終えた時に「今日の音読終わった!」という達成感がありそれが喜びへと変わっていきます。
3つ目はこの先のことも考慮してです。これが一番重要で、この後に理由をお話します。
その前に音読方法をお話します。音読はできれば毎日、無理なようでしたら週に3~4日は行ってください。読む文章は今学習しているところは必ずで、小学生でしたらそれプラス読みたいところ、なければ直前に学習した文章。中学生でしたら、次の試験範囲になる文章を音読して下さい。なお声の大きさは、学校の教室で発表するほど大きな声でなくても構いません。とにかく声を出しさえすればOKです。
音読が効果的な理由
1.学校の定期試験で高得点を取ることができる
学校の定期試験の文章問題は教科書本文から出題されますが、何度も音読しているためお子さんは文章の内容を他の子より理解できています。さらに穴埋め問題は何度も見て音読しているので他の子より有利になります。
2.何度も読むので、内容をより深く理解できる
1度だけだと理解できない文章の内容や良さが、何度も声を出して読むことによって理解できるようになっていきます。より理解できるので、学校の定期試験では高得点を狙うことができます。
教科書の文章は小説などの作品の一部が載っていますが、もしお子さんが「この文章面白い!」「興味ある!」「もっと読んでみたい!」というようでしたら原作の本を読ませてあげましょう。さらにこの作者の他の本も読ませてあげましょう。(この作者の本が好き!という場合、たいていはその作者の他の作品も好きになります。)
その作者の作品が好きなようでしたら、全作品読ませてあげるといいでしょう。このようにしてお子さんを読書好きにすることができます。お子さんは抵抗なく本を読むようになります。
3.文字を読み慣れる
何度も音読していれば文字を読み慣れますので、文章を読むことに抵抗がなくなります。文章に抵抗がなくなれば、模擬試験や入学試験などで初めて読む文章にも十分対応できる読解力が身につきます。
4.作文力が身につく
何度も音読すると文章の感覚が自然に身につきますので、作文や論文などの文章創作力も身につけることができます。
5.声を出して文章を読むことが得意になる(大人になっても続く)
小学校・中学・高校・大学の過程で、他人に説明したりみんなの前で発表する機会は必ずあります。その際、意見や考えを発言する場面と共に資料や文献を読む場面もあります。
また社会人になっても様々なところで資料を読む場面はあります。社内会議などで説明する場面、商談で資料を使って説明する場面、プレゼンで資料を読む場面などです。家庭でも同様です。家族に読んで説明する場面、子供が生まれ読み聞かせをする場面などです。
物語・説明文・説明書など様々なタイプの文章を声に出して読む機会は子供の時から大人になっても続きます。お子さんの今後を考えてお子さんのためにも早めに音読する習慣をつけるのが賢明です。
このように教科書の音読は、試験の点数が上がるだけでなく、大人になっても様々な場面で役に立ちます。国語が苦手なお子さんには是非音読の習慣をつけてみて下さい。
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