速さに関する文章問題を解くコツ

2020年11月4日

速さに関する文章問題(算数・数学)

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算数・数学の『速さ』に関する問題を解くコツについてお伝えいたします。

 

動画による解説は こちら(クリック)

 

速さに関する公式は、

時間=道のり÷速さ
道のり=速さ×時間
速さ=道のり÷時間

ですが、多くの子はこの公式を丸暗記したり、図を描いて丸暗記しています。

 

もちろん、丸暗記してはいけない、とは言いません。

しかし、意味で覚えれば、すなわち速さの意味をきちんと理解すれば、公式を丸暗記しなくても、速さに関する問題は簡単に解くことができます。

 

速さに関する公式は、『時間』『道のり』『速さ』の3つのことばが使われます。

この中で『速さ』の意味をしっかり理解することが重要です。

 

例えば、お子さんに「時速30kmの意味を説明して。」と尋ねてみて下さい。そして、お子さんが説明してくれる内容をよく聞いてあげてください。

お子さんが「1時間で30km進む速さ(速度、スピード)。」といった類の説明をしてくれるようであれば、速さの意味を理解しています。

なぜこのような質問をするのか?それは、実際、この説明ができない、つまり速さの意味を理解していない子が想像以上に多いからなのです。

 

 

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速さに関する文章問題を解くコツ

では次に問題を解くコツです。

問題に、例えば『時速30km』と書かれていたら、『1時間で30km進む』と考え、解き進めていけばよいのです。『1時間で』と『30km進む』をセットにして考えていくことが重要です。

 

問題1.150kmの道のりを時速30kmの速さで進むと、何時間かかるでしょうか?

 

150kmの長い道のりをイメージしてください。そしてこの道のりを30km(1時間)ずつに区切っていきます。

150÷30=5

よって5つに分けることができます。

長さ30km、すなわち1区切りを進むのに1時間かかります。

これが5つあるので、5時間かかります。

よって答えは5時間です。

 

問題2.時速30kmの速さで8時間走ると、何km進むでしょうか?

 

時速30kmは1時間で30km進む速さなので、1時間に30km進むことを8時間、すなわち8回繰り返すと考えれば、

30×8=240

よって240km進む、と答えを求めることができます。

 

以上のように、『速さ』の意味をしっかり理解していれば、速さの公式を丸暗記していなくても答えを導くことができます。

問題1、問題2、はどちらもシンプルな問題ですが、長い文章問題や複雑な文章問題も同じ要領で解くことができます。

筋道を立てて、順に解いていけばいいわけですから。

 

 

数学の基本は算数

算数・数学の公式は、一生懸命丸暗記するのではなく、式の意味を理解して公式を利用するのが、賢い方法です。そうすれば、いつまでたっても忘れず、どんな問題でも、解くことができます。

 

中学の数学、特に文章問題は難しい!と感じている子が多いのですが、この子たちは、みな小学校の算数を充分理解していません。

計算して答えを求めることと、計算の意味を理解することが大切です。

計算の意味を理解するためには、小学生のうちから継続して問題演習を行なう習慣を身につけることです。

数学が苦手な子を見て、算数の重要性をつくづく感じてしまいます。

 

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Posted by Let's learn!