定期試験で高得点を取る英語の勉強方法(音読2)
英語が苦手な子、英語の成績を伸ばしたい子は「英語の教科書を毎日音読」するのが効果的です。音読は想像以上に楽です。毎日続けることが大変です。習慣になれば楽に定期試験で点数を上げることができます。通学途中の電車の中での黙読も効果的です。
定期試験で高得点を取る英語の勉強方法(音読2)
定期試験で高得点を取る英語の勉強方法(音読1)では、定期試験で英語の点数を上げるために、毎日、英語の教科書を音読すると効果的だというお話をしました。
音読の方法で重要なことは、既習ページを音読する、そして毎日必ず行なう、ということでした。
そこで、試験前はどのように勉強すれば英語の点数がさらに上がるか、ということについてお伝えします。
定期試験で高得点を取る英語の勉強方法(音読1) をまだ読んでない方はこちらです↓
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英語の教科書の新出英単語の綴りを覚えよう
試験勉強としてまず行なうこと、それは新出単語の綴りを覚えることです。
これは試験前、誰もが行なうことです。
しかし毎日既習ページを音読している子にとっては特別なことです。
どう特別かと申しますと、毎日英語を見ている(読んでいる)ので、既に視覚的に英単語の綴りをある程度記憶しています。
ですから英単語の綴りを覚えるスピードが違うのです。
英単語の綴りを覚える学習は、簡単にしかも楽にできますので必ず行なってほしいです。
英語の教科書の試験範囲の後半を主に勉強しよう
『既習ページの音読方法』は、常に始めのページから習ったページまでを音読します。
ですから始めのページと終わりのページを比べると、音読した回数に大きな差があるのです。
終わりの方のページは『まだ数回しか音読していない』状態なので、ここを重点的に学習すれば試験範囲全てが完璧になります。
この音読方法で英語の点数が飛躍的に上がったのが中学生のK君でした。
K君は中学2年2学期中間試験直後に入塾した子なのですが、英語は全くと言っていいほど理解できていませんでした。
聞くと、定期試験の点数はいつも30点台で、文法は中学1年の1学期から既にわからないとのことでした。
K君は内向的な子だったのですが、真面目で、言われたことを素直に行なう子でした。
私は、何とか2学期期末試験でいい点を取って英語に対して自信と興味を持ってもらいたいと思い、教科書の音読の話をK君にしました。
K君にとって1ページから音読することは困難でしたので、中間試験以降、すなわち期末試験の範囲の既習ページを音読するように話しました。
K君は読み方がわからない英単語を何度も私に聞きました。
そして1ヵ月後の期末試験まで、毎日続けてくれたのです。
その結果、期末試験の英語は73点だったのです。
K君は「英語でこんなにいい点を取ったのは初めてです。」と、嬉しそうな表情で私に問題用紙と解答用紙を見せてくれました。
その後もK君はこの音読を続け、さらに英文法も理解するようになり、試験で80点以上の点数を取り続けたのでした。
毎日英語の教科書黙読でも学力アップに効果が!
また、難関私立高校に合格したYさんは中学の時に行なっていたこの音読方法を高校でも続け、現役で難関私立大学に入学したのです。
Yさんは中学1年の時から英語にとても関心があり、1ページ目からの音読方法を中学3年間続けました。
中学時代の英語の偏差値は常に70前後だったのです。
中学時代の定期試験の点数は常に90点以上だったのです。
しかし高校へ入学してから、Yさんはこの音読方法をやめてしまったのです。
そして高校入学後の最初の定期試験(1学期中間試験)の英語の結果は散々だったのです。
点数は50点台で、こんな点数を取ったのは初めてでした。
そこで中学時代を思い出し、既習ページの音読をまた行なおうと考えたのです。
1日のうち、いつ読むか考えていた時、ふと思ったのです。
毎日電車に40分乗って通学しているが、その時間を有効に使えないか?
しかし、高校の教科書は英文の量が多いので、1ページから読むのは厳しいため、試験範囲ごとに黙読することにしたのです。
次の定期試験から、英語の点数は90点以上だったのです。
私は、Yさんからこの話を聞いた時、とても工夫され、効率よい学習を行なっていたと感心したものでした。
このように、学習方法を少し工夫するだけで、それほど大変な思いをすることなしに、大きな成果が得られます。
読者の皆様のお子さんにもこのことをお話いただければと思っております。
そして今以上の点数を取り続けることができるようになれば、嬉しいです。
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