学習意欲が出る話・満点を取る話で、お子さんに意欲的に勉強してもらう方法
目次
学習意欲が出る話
私は時々生徒に「勉強って、どうすることだと思う?」と尋ねます。
すると、いろいろな答えが返ってきます。
一番多いのは「教科書の内容を覚えたり理解したりすること。」です。
そこで私は次のように言います。
「確かに勉強はいろいろなことを覚えたり理解したりすることだよね。でもどのように覚えればいいと思う?」
それに対し生徒は
「何回も読んで覚える。」「ノートにまとめて覚える。」「問題を解いて理解する。」などと言います。
この時、私は次のような話をするのです。
この話をすると生徒は、
『勉強、嫌だなあ。』『暗記、嫌だなあ。』という気持ちから、
『頭の中にある箱の中身を増やそう。』という気持ちになるのです。
結局『勉強すること』には変わりないのですが、これで学習意欲が出た子や積極的に勉強するようになった子は、今まで結構いました。
試験に向けて学習意欲が出る話、満点を取る方法
試験勉強についても、これと似たような話をします。
試験前に「試験で満点を取る勉強方法知ってる?」と尋ねるのです。
生徒は皆、その方法を知りたがります。
そこで私は次のような話をするのです。
すると、殆どの生徒は最後まで本当に、意欲的に勉強してくれます。
数学の学習意欲が出る話
また、数学に関心を持ってもらうため、次のような話をします。
この話を聞いて、数学に関心を持ち、数学を頑張ってするようになり、
得意教科にした子が何人もいました。
学習意欲を出すために試験1ヶ月前にお子さんにかけることば
試験勉強を効率的にするためには、お子さんが意欲的に学習することが大切です。
なかなか勉強しないお子さんに「勉強しなさい!」ばかり言っても、あまり効果はありません。
そこで、
この励ましのことばは意外と効果があります。
というのは、「勉強しなさい!」は、命令調であり、お子さんにとって今すぐ勉強しなければならない為、このことばを受け入れることは苦痛であり、このことばを聞くことも嫌がるのです。
しかし、もうすぐ試験があるから、今度の試験でよい結果が出るように「早めに勉強しようね。」とか「試験勉強を頑張ろうね。」とお子さんに声をかけると、それを聞いたお子さんは、今すぐ勉強しなさいという意味ではなく、これから試験に向けて勉強をすればよい訳ですから、このことばを受け入れてくれますし、やる気も出てくるのです。
励ましのことばをかける時期とことばの内容は重要です。
時期は、試験2週間前から勉強を少しずつ開始すると想定した場合、そのさらに2週間前、つまり試験の1ヶ月前からがよいと思います。
1ヶ月前から少しずつ、しつこく思われない程度にお子さんに声をかけてあげるのです。
かけることばの内容に関してですが、一例として紹介します。
1学期中間試験
「新学年最初の試験だから、幸先よいスタートになるように、試験でよい結果出そうね。そのためにも早めに少しずつ試験勉強しようね。」
「最初の試験でこの1年間が決まるような気がしない?だから今度の試験に向けて頑張って勉強しようね。」
1学期期末試験
「期末試験が終わると夏休みだから、気持ちよく夏休みが迎えられるように試験に向けて勉強、頑張ろうね。」
「夏休みは○○(お子さんがやっているスポーツや趣味など)をする時間がたくさんあるから、その前の期末試験では早めに勉強を始めて、よい点数を取り、気持ちよく夏休みを迎えようね。」
2学期中間試験
「2学期の中間試験は、範囲が広いから、ギリギリになってから勉強すると間に合わないんだって。だから早めに試験勉強を始めようね。」
2学期期末試験
「期末試験が終わると冬休みだから、気持ちよく冬休みが迎えられるように試験に向けて勉強、頑張ろうね。」
「今年最後の試験だから、早めに勉強をして、よい結果を出し、新年を迎えようね。」
3学期期末試験
「学年最後の試験だから、早めに勉強をして、よい結果を出し、進級しようね。」
「学年最後の試験だから、教科によっては試験範囲は1年分、というのもあるかもしれないから、早めに頑張って試験勉強しようね。」
この他にも、今までの試験結果を利用して、たとえば
「前回の試験はすごくよかったから、次の試験も早めに勉強して頑張ろうね。」
など、ことばをかけてあげてもよいと思います。
このような励ましのことばをかけてもらうと、お子さんは無意識に『頑張ろう!』、『勉強しなくちゃ!』という気持ちになります。
早い時期から試験を意識するので、早めに順調に勉強することができます。
試験でよい成績をとる子は、早い時期から試験を意識し、早めに試験勉強を始めています。
そして早い時期から試験を意識しているため、意欲的に試験勉強をしているのです。
その結果、効率よい学習をしているのです。
皆様のお子さんが『成績がよい子』になるため、早い時期から、目安としては試験1ヶ月前頃から、励ましのことばをかけていただければと思っています。
学習で大切なことは、学習意欲・やる気
意欲ややる気がない状態で勉強しても、あまり成果が出ません。
勉強のここが素晴らしい、英語のここが素晴らしい、数学のここが素晴らしい、などをお子さんにお話されては如何でしょうか?
もしお子さんが少しでも、勉強に対して意欲的になれば、今後が楽しみですよね!
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