中学の英語(be動詞、否定文、疑問文)の基本をマスターすると英語は理解度が加速
中学の英語
中学の英語に関して私が日頃思っていることを書きます。
英語は、中学1年生から同時に学習し始めます。
小学校のときから勉強している子もいますが、ほとんどの子は中学校に入学してからです。
中学校に入学してから同時に学習し始めるのに、僅か数ヶ月の差で、英語が得意な中学生と、苦手な中学生の差は大きくなってしまいます。
そして高校受験の時期になると、英語が完璧な子と、全くわからない子の差は限りなく広がってしまいます。
英語が得意な子と苦手な子の差は、短期間でどうしてこんなにも大きくなってしまうのでしょうか?
理由はいくつかあります。
個人差がありますので中学生のお子さんによっても異なりますが、
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英語の文法に関しては、音声解説付き『中学英語の英文法』がおすすめです。
英文のしくみをわかりやすく音声で説明しています。
英語の約90%は中学で学習します。
中学英語を完全に理解することが英語マスターの近道です。
ここで、英文法を楽に理解する方法を一つお伝えします。
それは、肯定文とともに、否定文・疑問文の作り方もマスターすることです。
それに気付くか、気付かないかだけで、理解度に大きく影響します。
be動詞(am, are, is, was, were)が使われている文
例えば、be動詞(am, are, is, was, were)が使われている文です。
be動詞(am, are, is, was, were)が使われている文を否定文にする方法は、be動詞(am, are, is, was, were)の後に not をつければよいのです。
疑問文にする方法は、be動詞(am, are, is, was, were)を主語の前に移動すればよいのです。
be動詞を使う文は、中学1年・2年・3年の毎年学習します。
「~は・・・です。」という基本的な文以外に、現在進行形、過去進行形、未来を表す文、受動態などがあります。
ところが、新しい文法を学習する毎に、その文法を覚えることばかり気が行ってしまい、共通する規則をすっかり忘れてしまっているのです。
そのため、文法ごとに否定文や疑問文の作り方を覚えるため、覚える量が何倍にもなってしまうのです。
しつこいかも、と思われるかもしれませんが、勉強はしつこく繰り返す方が楽に確実に覚えられるのです。
英語を学習する際、共通の規則を意識してください。
そうすれば、覚える量もかなり減りますし、英文法そのものがわかりやすく理解できます。
中学の英語が嫌いになる状況
英語は中学校に入学してから学習し始める教科ですから、はじめは内容がやさしく、『英語が一番好き!』という子がほとんどです。
ところが、学習が進むにつれて、英語が好きな子が減っていきます。
中学3年生では、英語が好きな子より嫌いな子の方が圧倒的に多くなってしまいます。
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英語嫌いになる推移
推移でお話します。
数字は以前、私が調査したものですが、中学1年の5月頃は、英語が好きな子は全体の9割ぐらいです。
そして2ヶ月後の7月になると、英語が好きな子は全体の7割ぐらいに減ります。
中学1年の2学期には、英語好きな子は5割ぐらいになってしまいます。
中学2年生になる頃は、半数以下の子が英語を苦手に感じ、英語嫌いの子の方が多くなってしまいます。
中学3年生では、英語が嫌いな子の割合は更に多くなってしまいます。
英語が一番好きだという中学3年生は1割ぐらいしかいません。
英語が嫌いになった理由は単純です。
英語がわからなくなったからです。
ですからお子さんが英語嫌いにならないようにするためには、英語の学習を順調に進めればよいのです。
わからなくなった単元まで戻り、やり直す(学習し直す)ことが大切です。
英語が理解できれば、英語が嫌いにはなりません。
好きな教科は勉強するが、嫌いな教科は勉強しない!だからどんどん差がつく!
好きな教科は勉強します。
勉強するから試験で高得点を取ることができ、高得点を取った喜びから、さらに勉強するようになります。
逆に、嫌いになると勉強しなくなります。
勉強しないから、当然、わからなくなります。
試験の点数はますます下がり、勉強しようと思って参考書を読んでも、塾で勉強しても、全く理解できなくなってしまいます。
多くの中学生にとって、英語がわからなくなった単元は共通しています。
主語が3人称単数のときの一般動詞の現在形
まずは、中学1年生で学習する主語が3人称単数のときの一般動詞の現在形です。
中学1年生にとって、ここを乗り切ることが最初のポイントです。
そして、否定文・疑問文の作り方です。
英語の文のしくみがわかる子にとって、否定文・疑問文の作り方は難しくありません。
すぐに理解できます。
しかし、英語の文のしくみがわからない子、すなわち、英語が苦手な子にとって否定文・疑問文の作り方を理解するのに、かなりの労力を要してしまうのです。
否定文・疑問文の作り方に限らず、1つの文法を新たに学習する際、英文のしくみがわかる子とわからない子が理解するのに要する時間にはかなりの差があります。
ですから、英文のしくみを基本から(中学1年から)しっかり理解していれば、途中で躓くことはありません。
多くの中学生が英語がわからなくなってしまう文法は、過去形、現在完了、比較級・最上級、不定詞、受動態、分詞、関係代名詞、などです。
お子さんがこれらの単元を学習しているとき、しっかり理解して学習しているか、確認してあげるとよいと思います。
これらの単元を学習しているときに、お子さんが弱音を吐くようでしたら、
「この単元は、みんな難しく感じているんだから、頑張って勉強しようね。」
と励ましのことばをかけ、お子さんの学習意欲を高めるのも一つの方法です。
英語は、基本が大切!英文のしくみを中学1年で学習する内容からしっかり理解していれば、確実に理解でき、順調に学習を進めることができます。
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