ノートを利用した社会・理科のおすすめ勉強方法(書き方・使い方・チェックペン)

2020年11月2日

ノートにまとめる社会・理科の勉強方法

この方法のメリットは、ノートにまとめるために、教科書や参考書をじっくりそして深く読むので、この段階である程度暗記することができます

また、読むだけではなく、書く動作も行っているので、飽きずに勉強することができます

 

ただ読んでいるだけだと、飽きてしまい、どうしても長時間勉強することができません。

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しかし、読みながら書く作業も行ないますと、飽きずに長時間勉強することができるのです。

すぐ勉強に飽きてしまうお子さんにはおすすめかもしれません。

 

さらに、書くこと、すなわち手を使うことにより、暗記力が高まります。

これはどういうことかと申しますと、人間は体の多くの部分を使う方が記憶力が高まるのです。

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ただ読むだけですと『目』しか使いませんが、ノートにまとめるには『目』と『手』の両方を使います。

ですから声を出しながらノートにまとめれば『口』も使いますので、より効果的でしょう。

 

そして、ノートにまとめたことを読む際、見慣れた自分自身が書いた字を読むため、印象が強くなり、記憶力が高まります。

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平凡で何の特徴もない活字を読むよりは、個性的で見慣れた自分自身の文字を読む方が、書かれた語句が脳裏に焼き付き、記憶力が高まるのです。

 

しかし、この『ノートにまとめて勉強(暗記)する方法』には、実行すべき大切なことがあります。

この大切なことを行なっていないため、ノートにまとめて勉強しても、充分覚えられず、試験で高得点を取ることができない子が大勢いるのです。

 

ノートに書いて暗記するのが得意だった中学生のNさんは、定期試験の5日前には、いつもノートは完成していました。

定期試験7日前のある時、Nさんが私に「先生、どうしよう。ノートにまとめ始めるのが遅れたから、試験に間に合うか不安なんです。」と言いました。

 

『まだ7日もあるのに?』と思われる方もいるでしょう。

Nさんは『実行すべき大切なこと』をよく知っていたので、間に合うか不安に思っていたのです。

 

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ノートにまとめる勉強で一番大切なこと

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その大切なことは、『自分で書いてまとめたノートを何度も読んで完全に暗記する』ということなのです。

もちろん、ノートにまとめながらいくつかの重要な語句を覚えることはできるでしょう。

しかし、一番多く覚える方法は、自分で書いたノートを何度も読むことなのです。

Nさんはこのことをよく知っていたのです。

 

それに対して、ノートにまとめる方法で勉強をしている多くの生徒は、一生懸命ノートにまとめ、それが完了した時『ヤッター!終わったー!』と思い、試験勉強が終了した気分になってしまうのです。

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この段階は、いわば、ノートが重要な語句を暗記している状態です。

ノートを何回も読むことによって、ノートではなく自分自身が暗記する状態にしなければならないのです。

 

『ノートにまとめて勉強(暗記)する方法』で既に勉強しているお子さんや、これからこの方法で勉強しようと思っているお子さんに、このことを強調してお話していただければ、と思っています。

 

 

チェックペン・チェックシートを利用する社会・理科の勉強方法

ノートにまとめて勉強(暗記)する方法をもう一つご紹介します。

ひと工夫した方法です。

中学生のMさんも、社会や理科の試験前の勉強は、ノートにまとめて暗記していました。

しかし、Mさんの方法は他の生徒と異なっていたのです。

Mさんは教科書をノートにまとめて書きます。

書き方は他の人と同じなのですが、用いる筆記用具に工夫があるのです。

Mさんは重要な語句はピンク色のボールペンで書きます。

これはふつうのボールペンです。

そして、ノートにまとめ終わると、『赤色のチェックペン』を用いてピンク色のボールペンで書いた重要語句を塗るのです。

私はMさんに、「どうしてピンク色のボールペンを使うの?」と尋ねました。

するとMさんは「いろいろな色で試してみたんですが、緑色のチェックシートを置いても、他の色だと書いた文字が見えてしまうんです。そしてピンク色だと見えないんです。」と答えてくれました。

そして、赤色のチェックペンで塗り終えてから、緑色のチェックシートを用いて、重要語句を覚えるのです。

Mさんの方法ですと、ノートにまとめながら覚えることができます。

そして、ノートにはチェックシートで覚えやすいように書くことができます。

さらに、暗記用文具チェックペン・チェックシートを用いてテスト形式で暗記することができます。

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すなわち、ノートにまとめる勉強方法とチェックペン・チェックシートを用いた勉強方法、両方のメリットがあるのです。

Mさんが話してくれたのですが、この方法で勉強すると楽に多くのことを暗記することができるけど、ノートにまとめたりチェックペンで塗ったりする作業は慣れるまで時間がかかるそうです。

特に、重要語句(ピンク色のボールペン)を暗記しやすいような文にまとめることが大変だ、と話していました。

ただ、慣れてしまうと、短時間でノートにまとめたりチェックペンで塗ったりすることができるようになるそうです。

そして、テスト形式で勉強できるので、ふつうの暗記よりは楽しみながら勉強することができるそうです。

ですから、もしお子さんがこの方法で勉強してみようと思ったら、早い時期から始め、早めにこの勉強方法に慣れれば、と思っています。

おすすめの社会・理科(暗記科目)の勉強方法

暗記科目の勉強方法は、個人的には、これからご紹介する方法がおすすめです。

なぜなら、今まで何人もの生徒が「先生、社会科や理科がどうしても覚えられないのですがどうやって勉強すればいいのですか?」と相談に来て、この方法を勧めた結果、成果が出たからです。

それでは勉強方法を説明します。

この方法は、英語の単語ノートをイメージするとわかりやすいと思います。

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まずノートに、縦の線を引きます。

引く位置は、左のスペース:右のスペースが1:3ぐらいがいいと思います。

そして左に重要語句を書き、その右横にその説明を書くのです。

重要語句は教科書や参考書に出ている語句で、その説明は教科書や参考書を読んで自分のことばでまとめるのです。

この作業が終わったら、次に暗記の作業に移ります。

まずは、重要語句とその説明を次々見て、ある程度覚えます。

そうしたら、本格的に暗記を行います。

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まず、紙(ノートや下敷きでも構いません)で縦線の右側を隠し、上から順に重要語句を見ながらその説明を答えます。

そして紙を下にずらして、書いてある説明と正しいかどうかチェックします。

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正解したものには○印を、間違えたものには×印を、重要語句につけます。

一通り終わったら、また同じことを行います。ただし今度は×印のついた語句だけ行います。

全ての語句に○印がつくまで、これを繰り返します。

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これが完了したら、今度は縦線の左側を紙で隠します。

要領は同じです。右側の説明を見ながらその重要語句を答えるのです。

そして、正解したものには○印を、間違えたものには×印を、その説明文につけます。

これも、全ての説明文に○印がつくまで、繰り返します。

このように学習すると、多くのことを暗記することができます。

さらに、テスト形式ですので、ふつうに暗記するよりは楽しく覚えることができます。

テスト形式、という意味では単語カード、すなわち、カードの表に重要語句を書き、裏にその説明を書く、という方法に似ています。

しかし、ノートに縦線を引く方法ですと、1ページに書かれた重要語句とその説明を、同時に見ることができるのです。(単語カードですと1枚1枚めくらなくてはなりません。)

以前、中学生のT君が社会科(歴史)の点数がなかなか伸びず、相談に来たことがありました。

彼はノートにまとめる方法を行っていたのですが、どうしても暗記できないというのです。

そこで、この方法を勧め、実行したところ、今まで60~70点だった社会科の点数が、96点に上がったのです。

T君は96点取った後、「書くことは苦でないし、テスト形式で勉強できたことが僕にとってよかったです。」と話してくれました。

ちなみに、T君は歴史の年号も左側(重要語句の欄)に書いて覚えたそうです。

社会科や理科の成績が伸び悩んでいるお子さんに、この勉強方法をお話しされては如何でしょうか。

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Posted by Let's learn!