算数・数学は計算力、学習意欲を出す方法!
お子さんの計算力は?計算を重視していますか?
「うちの子は計算はできるんですけど、文章問題が苦手で・・・。」
「うちの子は計算問題はできるんですけど、応用問題ができなくて・・・。」
算数や数学が苦手なお子さんが入塾する際、その親御さんの殆どは、こう言います。
親御さんは、お子さんの勉強に関して、『計算は大丈夫!問題なし!』と思っているようです。
本当に、そうでしょうか?
このようなお子さんの計算力を見ますと、確かに、計算はできます。
しかし、その『できる』は、『一応できる』とか『何とかできる』というレベルなのです。
応用問題や文章問題ばかり解いていても、常に難しく感じ、負担になり、いつまでたっても解くことができるようにならないのです。
そして、算数嫌い・数学嫌いになってしまいます。
数学が得意な子は、計算も速く、しかも正確です。
反対に、数学が苦手な子は、計算が遅く、よくミスをします。
応用問題を解く際、数学が得意な子は、式を立て、計算し、その答えを利用して次の式を立て、計算し・・・と、順序よく計算を進め、正しい答えを導くことができます。
一方、数学が苦手な子は式を立てている途中でわからなくなってしまい、答えを出すことができません。
これはなぜかというと、計算する作業に全神経が集中しているため、自分が何の計算をしているのかわからなくなってしまうのです。
文章問題についても、計算が得意な子と、そうでない子の差は顕著です。
計算が得意な子は、まずじっくり時間をかけて問題を読み、解き方を考えます。
解き方がわかると、計算に移り、一気に正しい答えをします。
そして次の問題もこれを繰り返します。
計算が苦手な子は、得意な子と同様に、じっくり時間をかけて問題を読み解き方を考えます。
解き方がわかると、計算に移りますが、ここでもじっくり慎重に計算します。
そして、何とか計算を終え、答えを出します。次の問題もこれを繰り返します。
これが続くと、解く問題数にかなりの差が出てしまいます。
試験の場合ですと、計算が苦手な子は、最後まで終わらなかったり、あるいは、最後まで終えようと急ぐあまり、中途半端な式で計算を終え、間違った答えを出してしまいます。
さらに、計算が苦手な子は、常にじっくり考えるため、集中力が長続きしないのです。
偏差値70以上の子でも、時には間違った式を立ててしまいます。
しかし、計算途中でその間違いに気づき、正しい式に書き直し、計算をやり直します。
計算にそれほど神経を注がないため、問題の意味を考えながら計算し、間違った式だということに気づくのです。
計算が速いですから、間違いに気づいてやり直しても、それほど時間のロスはありません。
計算が苦手な子が間違った式を立ててしまった場合、計算途中は、式の意味を考える余裕がありません。
計算という作業に全神経を注いでいるからです。ですから、計算を終え、答えが出たときに、それは間違った式の答えだということに気づかないのです。
その答えをそのまま解答欄に書くわけですから、正解にならないのです。
これを読まれた皆様は、大袈裟すぎる、と思われるかもしれません。
しかし、計算力の差は大きいです。
計算力のある子の方が、学力の伸びは大きいです。
ただ計算できるだけではなく、スラスラ簡単に正確に計算できる計算力を早めに身につけることが大切だと痛感しています。
私は生徒が問題を解いている時、常にその様子を見ます。
ですから、計算が得意な子とそうでない子の計算の様子がよくわかります。
計算は基本ですが、この基本が大切!
この基本によって、数学力の伸びが決まります!
計算は単純作業!と軽視せず、スラスラできるようになるまで、日々演習を続けて欲しいと思っています。
スラスラ計算できる子は、他の問題、文章問題や応用問題なども、楽にスラスラ解いています。
計算に学年は関係ありません!
4年の時に習った計算が苦手だった5年生が、4年の計算練習をしてもよいのです!
というか、このような子はすべきだと思います!
算数が苦手な子が得意になる近道の問題集 ↓
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学習意欲が出る算数(数学)のおすすめ勉強方法
以前、ある方(Hさん)からメールをいただきました。
要約すると次のような内容です。
『息子のことなのですが、算数ができなくて困っています。算数の勉強をしなさいと言っても、全くやる気がないのです。どうすれば学習意欲が出るのでしょうか?是非よい方法を教えてください。』
算数(数学)は、問題を解けるから楽しくなります。
正しい答えを出すことができるから好きになります。
そして好きな勉強だから、さらに問題を解きます。
その結果、算数(数学)が得意になるのです。
『算数(数学)を得意にするには、問題を解く力をつけること。』
これは当たり前ですし、ことばでは簡単に言えますが、実行することは難しいです。
算数(数学)は勉強して、すぐできるようになる教科ではありません。
今まで算数(数学)が苦手だった子が、1ヶ月勉強して、急に得意になることはあり得ません。
日頃の勉強の積み重ねの結果、徐々にできるようになり、算数(数学)が好きになり、そして得意になるのです。
算数(数学)が苦手な子が、得意になるためには、日々の積み重ねが大切です。
継続して学習すれば、得意になることができます。
継続して学習する際、とても重要なことがあります。
それは学習意欲が出る勉強を続けることです。
やる気が出るような勉強方法を続けることです。
嫌々勉強するようでは長続きしません。
仮に、親に厳しく言われて、長続きできたとしても、効率よい学習ではありません。
勉強した割には、学力がつかない状態になってしまいます。
それは、無理のない学習です。
具体的に申しますと、毎日継続して勉強する代わりに、1日に解く問題数を多くしないことです。
食べ物に例えるとわかりやすいかも知れません。
目の前に、好きな食べ物が少しあると、食欲が出ますが、それが山盛りですと、食欲はあまり出ません。
これから頑張って勉強しようと思っているわが子に、数問書かれたプリントを渡すと、子は頑張って解き始めます。
しかし、このような子に、何十問もの問題が書かれたプリントを渡すと、子はそれを見ただけで学習意欲がなくなってしまいます。
お子さんの算数の学力で悩んでいる親御さんは、少しずつの学習を実行してみて下さい。
量が少しなので、焦る気持ちが出てくるかもしれませんが、焦らず、お子さんを見守ってください。
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