勉強はスポーツに似ています、共通点わかりますか?

2020年11月2日

勉強とスポーツの共通点

スポーツと勉強には共通点が多くあります。

 

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勉強もスポーツも基本が大切

その1

どんなスポーツも基本をしっかり身につけていないと、上達しません。
勉強も基本を理解していないと、その先の応用や発展問題でつまずきます。

例えば、英語の場合、基本文(肯定文・否定文・疑問文)をマスターしていないと、新しい文法を学習しても途中でわからなくなってしまいます。

又、既習の文法を全てマスターしていないと、入試に必ず出題される長文問題を解くことができません。

長文の内容を理解することができないからです。

文法は基本だけでも全てマスターすれば、長文問題もかなり楽になります。

 

数学の場合、計算がスラスラできるようにならなければ、文章問題を解くことができません。

計算力は意外と重要なのです。

何とか計算ができ、正しい答えを出すことができる” レベルでは、文章問題に対応するのが困難です。

計算がスラスラできる子は、文章問題を解く時も、その文章に集中することができます。

しかし、計算を不安に行なう子は、文章問題を解く際、計算の方に気がいってしまい、文章を理解できない、すなわちどのように計算して答えを導いていけばよいのかわからなくなってしまうのです。

計算をきちんと行ない正しい答えを出すことができる子は、文章問題においても、文章を正確に理解し、正しい式をたて、答えを導くことができます。

 

勉強もスポーツも毎日練習

その2

たまに練習をするようでは、スポーツは上達しません。
たまに勉強するようでは、試験で高得点を取ることができるようになりません。

以前、競泳で活躍している子から聞いたことがあるのですが、この子の練習は週6日だそうです。

そして中学時代、日本のトップ10に入ったこともあるのです。

練習の回数が多いほどタイムがよくなるそうです。

また練習を休んでしまうとタイムが落ちてしまうのだそうです。

 

学習においても同じことが言えます。

毎日、計算練習をすれば、計算力がつきます。

毎日英語を勉強すれば、英文に慣れ、英語力がつきます。週に1回3時間まとめて勉強するより、毎日20分勉強する子の方が、学力が伸びるのです。

 

スポーツで勝った時・勉強で高得点を取った時の喜びを感じたい

その3

あるプロスポーツ選手が話したことばで、印象深いものがあります。

「練習は辛いから好きではありません!」

「でも練習をしないと、試合に勝てないから練習をするのです!」

「試合に勝った時の喜びを感じたいから練習するのです!」

 

学習においても同様です。

「勉強は辛いから好きではありません!」

「でも勉強をしないと、試験で高得点を取れないから勉強するのです!」

「試験で高得点を取った時の喜びを感じたいから勉強するのです!」

 

以上のように、スポーツと勉強には共通点が多くあります。

両者において何が一番大切かというと、基本をしっかり身につけるそしてコツコツと継続することです。

勉強をスポーツに例えて、勉強する気を起こさせることは難しいかもしれません。

しかし、スポーツ好きなお子さん・部活動などで熱心にスポーツをしているお子さんにスポーツとの共通点をお話しされると効果があるかもしれません。

 

部活動を頑張っているお子さんへ

部活動、特に運動部は練習回数が多く、毎日疲れて大変だと思います。

しかし、頑張った分、良い思い出・楽しい思い出になりますので、練習に励んで下さい。

ただ、部活動のみではなく、同様に勉強も頑張って下さい。

放課後、部活動に参加せず、すぐ帰宅する子に比べると、勉強時間も少なく、疲労度もかなり違います。

しかし、好きなスポーツの練習をしているわけですから、勉強できない時、部活動のせいにしないで下さい。

スポーツの練習で身につけた根性や忍耐力・集中力を、学習面でも発揮して下さい。

部活動で疲れ果てて帰宅してから、30分でもいいです。

集中して勉強する習慣を身につけて下さい。

この集中して学習する習慣が、部活動引退後、大いに役立ちます。

多くの学生は3年の夏休み頃に最後の大会があり、部活動終了となると思います。

ですから3年2学期から、部活動がなくなるため、勉強時間が増えるのです。

部活動を行っているときに集中して学習する習慣をつけた人は、3年2学期以降、長時間集中して勉強することができます。

 

そうでない人は3年2学期以降、時間がたくさんあっても、集中して勉強することは難しいと思います。

部活動に参加せず、放課後すぐ帰宅する子は、3年の1学期も2学期も学習時間は同じです。

しかし、毎日部活動に参加している子は3年の2学期から勉強時間が増えるのです。

勉強時間が増えるのだから、今まで以上の量を学習することができます。

勉強時間が増える分、多くの内容を勉強できるように、早い時期から短時間でも構いませんので集中して継続して学習する習慣を身につけて下さい。

 

部活動を頑張っている子にエールを送るつもりで、書きました。

 

勉強と部活動(知人の中学教師から聞いた話)

私の友人である中学教師のH氏から聞いた、中学生のGさんとYさんのお話をします。

H氏は中学3年生だったGさんとYさんの担任でした。

 

GさんとYさんは同じ運動部に所属していました。

Gさんはそのスポーツが大好きなので入部したそうです。

Yさんは、『文化部より運動部の方が高校受験に有利だから運動部に入りなさい。しかも運動部の中でも朝練習がなく、放課後の練習も楽なこの部に入りなさい。』と、お母さんに言われ入部したそうです。

 

【注】『文化部より運動部の方が高校受験に有利』というのはYさんのお母さんが話したことであって、正しい情報ではありません。

 

Gさんは好きなスポーツを部活動で練習するわけですから、積極的に部活動に参加し、3年の時キャプテンを務めました。

また、試合ではレギュラーとして大活躍したそうです。

一方、Yさんは勉強中心の日々を送り、そのため部活動を休むこともしばしばあったそうです。

部活動では、3年の時もレギュラーになれなかったそうです。

Gさんは、『好きな部活動をしているのだから、部活動は精一杯頑張り、その代わり勉強も手抜きしないで頑張りなさい』とお母さんに言われ、そのことばに納得し、コツコツ勉強していたそうです。

Yさんは、勉強中心の日々でしたので、中学1年の時から毎日2時間以上勉強していたそうです。

ですから定期試験では、Yさんは常にトップクラスだったそうです。

そしてGさんも頑張っていたのですが、成績はトップクラスにギリギリ入る位置にいたそうです。

 

つまり、部活動ではGさんが上でしたが、学習面ではYさんは常にGさんの上にいたのです。

この関係が中学入学時から3年1学期まで続いていたそうです。

 

ところが、3年2学期から、学習面でYさんとGさんの位置が逆転してしまったのです。

Gさんの学力が伸び、GさんはYさんを抜くどころか学年トップ5以内に常に位置するようになったのです。

担任だったH氏は、私に、

『Gさんは好きな部活動を思う存分行ったため、2学期から高校受験が終わるまで、今度は勉強に全力を注ごうと決めたらしいんです。』

『それで勉強を頑張るようになり、成績が伸び始めたんです。』

と、話してくれました。

一方、Yさんは3年2学期以降も勉強を怠っていたわけではないけど、Gさんほど学力は伸びなかったそうです。

そのためGさんより上の順位になることは二度となかったそうです。

そして高校入試となり、GさんとYさんは同じ高校を第1志望として受験したそうです。

この高校は超難関校で有名な高校です。

 

高校受験の結果は、Gさんは合格、Yさんは不合格でした。

Gさんは第1志望の高校へ、Yさんは第2志望の高校へ入学したのとことです。

 

Gさんが受験に成功した要因は下記のようになります。

3年1学期まで、好きな部活動をメインとする日々を過ごしたが、それと同時に、勉強も短時間ではあるが行なっていた。

そのため勉強がわからなくなる状態にはならなかったのです。

部活動引退後、気持ちを高校受験に切り替えることができた。

後悔しない位、思う存分、部活動を行っていたので、部活動から高校受験へと、上手く気持ちを切り替えることができたのです。

3年2学期以降、長時間、集中して学習に取り組んだ。

3年1学期まで部活動と勉強を両立していたため、集中力が身についたのです。

さらに2学期以降は、部活動引退のため、勉強できる時間が今までよりかなり増えたのです。

 

最後に付け加えておきますが、Yさんが進学した高校は、Yさんにとって第2志望の高校ではありますが、かなりレベルの高い高校です。

また、GさんとYさんは中学時代も、そして今現在もとても仲のよい友人関係だそうです。

 

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Posted by Let's learn!